「縁絆」について｜発達障がい児学習指導者支援協会

発達障がいの子どもたちは「学び方を学ぶ」ことが
難しい現実がある

発達障がいの子どもたちの脳や神経の特異性が「見えにくく、わかりにくい」ところに大きな原因があり、特性が「見えにくく、わかりにくい」ことは子どもたちが子どもたち自身を理解する場合にもあてはまります。
その為、発達障害の子どもたちが「自分は何が得意で、何が苦手なのか」を子どもたち自身で気づいたり理解することはとても難しく、自分に合った学び方を知らないことが多いのです。
そのため得手不得手という発想以前に「出来ない」現実に押しつぶされてしまいます。
こうなると、学び方を工夫して自分に合った方法を見つけるという取り組みの経験を得ること自体が、子どもたちにとってとても難しいことということになります。
発達障がいの子どもたちが「学び方を学ぶ」ためには、まず専門性の高い指導者が子どもたちの得手不得手を専門的かつ詳細に理解し、その子どもに合った方法を子どもたちに提示してあげることが必要です。
そしてその後に、子ども自身の自己理解を深める取り組みをしていくことで始めて、「自分に合った学び方を身につける」ことが達成されるのです。